三日坊主は意志の問題ではない — 計画の粒度が大きすぎるだけ

立てた計画が3日で止まるとき、止めているのは意志の弱さではなく、多くの場合、計画の書き方です。この記事では、続かない計画に共通する「粒度の大きさ」の見分け方と、それを下げる手順を説明します。

3日目に止まるのは、次にやることが決まっていないから

1日目と2日目は、たいてい進みます。何をやるかが明確だからです。止まるのは3日目 ——— 目の前のタスクが終わり、次に何をするかを自分で決めなければならなくなった瞬間です。

このとき計画に書いてあるのが「アプリを作る」「参考書を進める」のような大きな項目だと、着手する前に「今日はどこからやるんだっけ」を考える工程が挟まります。この工程は、疲れている日ほど重くのしかかります。そして考えるのが面倒になった日に、計画は止まります。

意志で解決しようとすると、毎日この工程を意志で乗り越え続けることになります。続かないのは当然です。

粒度が大きすぎる計画の見分け方

自分の計画が続かない形になっていないかは、次の3つで判定できます。

1 着手するまでに、考える時間が要る

タスクを見た瞬間に手が動かないなら、粒度が大きすぎます。「参考書を進める」ではなく「参考書の第3章の練習問題を解く」なら、開いて解き始めるだけです。

2 「終わった」を自分で判定できない

「デザインを整える」は、どこまでやれば終わりなのかが決まっていません。終わりの決まっていないタスクは、達成感が出ないまま何日も居座り、やがて見るのが嫌になります。「トップページの余白を4箇所直す」なら、4箇所直したら終わりです。

3 1日で終わらない

1日で終わらないタスクは、進んでいるのか止まっているのかが翌日には分かりません。分からないものは、放っておかれます。

粒度を下げる3つの手順

手順1 動詞で書く

「◯◯について」「◯◯の件」のように名詞で終わる項目は、作業ではなく話題です。「書く」「直す」「送る」「調べる」のように、体が動く動詞で書き直します。

手順2 完了条件を書き添える

「調べる」だけでは終わりが来ません。「3社の料金を調べて表にする」まで書けば、表ができた時点で終わりです。完了条件は、他人が見ても判定できる形にします。

手順3 30〜90分に収まるまで割る

書き直した項目が90分を超えるなら、まだ割れます。30分を下回るなら、細かすぎて管理のほうが重くなります。この幅に収まるまで割ると、1日の作業が1〜3項目で表現できるようになります。

それでも続かないときは、目標のほうを疑う

粒度を下げても続かない場合、原因が計画ではないことがあります。

なお、毎日決まった行動を積み上げること自体が目的(毎日走る、毎日日記を書く)なら、この記事の方法は向いていません。習慣の継続を支える道具は別にあり、そちらを使うほうが早く目的に着きます。この記事が想定しているのは、締切のある目標に向かって進む計画です。

締切のある目標なら、分解を道具に任せられる

ReGoal は、締切のある個人プロジェクトを Phase・Step・タスクに分解して、今日やるぶんだけを表示するアプリです。この記事の「粒度を下げる」工程を、目標と期限を入れるところから AI に下書きさせることもできます。毎日の習慣づくり専用の道具ではありません。登録なしで試せます。

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